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<< 輪一処 | main | 用語解説(約物) >>
用語解説(6699)
「6699」と書いて「ロクロクキュウキュウ」と読みます。

“ ”
↑これのことです。

起こしの「」が「66」
受けの「」が「99」の形をしているからこう呼びます。
(見たまんまだ!)

引用符としてポピュラーなのは鉤パーレン(「 」)ですが、
この6699もよく見ますね。

たまに「66」と「99」が逆になっている誤植を見かけます。

誤植
↑こういうのがゲラに入っていると落としやすいのですが、
頭の中で「ロクロクキュウキュウ」と読めると拾えますね。

こういう記号を約物(やくもの)といいます。
「その本の中での決まり(約束事)を表す記号」という意味です。

ほかにも、

( )→パーレン
「 」→鉤パーレン
『 』→二重鉤パーレン、白抜きパーレン
【 】→隅パーレン
〔 〕→亀甲パーレン
[ ]→角パーレン、ブラケット
{ }→波パーレン
〈 〉→山パーレン
《 》→二重山パーレン

なんて奴らがいます。
それぞれ「パーレン」は省略しても通じますよ。



いやーこのブログで久しぶりに校正のこと書いたなあ。
満足。




文責:柳下恭平

このブログは神楽坂の校正・校閲プロダクション鴎来堂(おうらいどう)が運営しています
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鴎来堂では校正者を募集しています
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皆さまお待ちかねの校正・印刷・出版用語解説
今後紹介を予定しているのは、

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などです。
お楽しみに!


| blog-ouraidou | 校正用語集 | 09:32 | comments(4) | trackbacks(0) |
>こういう記号を約物(やくもの)といいま
>す。「その本の中での決まり(約束事)を表
>す記号」という意味です。

つまり、「符号」ということですね。「符号」については、『大辞林』第三版に、「あることを表すために、一定の体系に基づいて作られたしるし」とあります。より一般性の高い「記号」のなかでも、約物は「符号」なのですね。

「約物」の語源を詳しく調べたわけではないですが、この場合の「約」は、「括って縛る;束ねる;締め括る;結ぶ」の意味合いが強いように思います。漢和辞典で確かめられます。

約物は符号ですから「約束事」であることには違いありませんが、そうなると、約物に似た「しるし物」も約束事になるのでしょう。

(ただ、しるし物を、約物の一種に分類する本もあります。たとえば、『新編校正技術』(上巻、6-2-III)では、約物のことを、「一種の約束符号の総称」とし、しるし物や、その他の記号も、約物として扱っています。ですから、ここでは、約物の分類や、約物とその他の記号との違い、は気にする必要はないかもしれません。)

約束事といえば、漢字や文字も約束事です。

上の引用(『新編校正技術』(上巻、6-2-III))や、柳下さんの定義、が示唆するように、約物の「約」は、「約束」の「約」に由来しているとみるのが、一般的のようですが、漢和辞典が示唆するような、機能の面での「約」は、約物の「約」の意味にはないのでしょうか。

語源的には関係なくて、意味の類推・転換によって関係ができた、とみるのが妥当なのでしょうか。

(また、約物の用法にも、ある程度の一般性があるので、「その本の中での」という限定は、やや強すぎるように思います。)
| haku | 2008/09/25 11:39 AM |

>約束事といえば、漢字や文字も約束事です。

「文字」を「仮名」にかえるのを忘れてました。

約物については、どうか知りませんが、語源というのは、あまりはっきりしない場合が多いですから、語源を話題にするべきではなかったかもしれません。
| haku | 2008/09/25 2:10 PM |

hakuさん

いつもコメントありがとうございます。

>つまり、「符号」ということですね。
そうですね。言われてなるほどと思いました。
符号ですね。

コメントへの返事が遅くなってすみません。
書いてもらったのは知ってたんですが、
>上の引用(『新編校正技術』(上巻、6-2-III))
>や、柳下さんの定義、が示唆するように、
>約物の「約」は、
>「約束」の「約」に由来しているとみるのが、
>一般的のようですが、漢和辞典が示唆するような、
>機能の面での「約」は、
>約物の「約」の意味にはないのでしょうか。
↑について考えていたらタイミングを逃しました。

「やくもの」は「役物」とも書きますね、
>「括って縛る;束ねる;締め括る;結ぶ」
だとすると語源と違うな……、
いや「役」はあとから出たのかな……、
とか考えてたんです。

もう少し考えてみます。

| やなした | 2008/10/06 9:08 PM |

定義というのは成功しない場合が多いものです。そこに語源をからませると余計に複雑になって、かえって混乱してしまうことがあります。共時的な意味に限るなら、語源は二次的な重要性しか持たないでしょう。

以下は推測で、詳しく調べたわけではありませんが、「約物(役物)」の場合には、この用語を使用してきた、おそらく複数の(似てはいても多少異なる)社会的集団が、互いに接触・交流しつつも、異なる約物メンバーを持つ用法を発展させてきたのではないでしょうか。これまでに無かった約束符号の扱いかたによって、「約物」のメンバーに違いが出てきたことも考えられます。そうした中で、語源の「約束事」の「約」に、「約」の字自体が持つ意味が加わったとみることも全くできないとは言えないような気がします。『校正実務講座テキスト』(上巻p150上段)に、「約もの」の「約は約束の約、契約の約、締めくくるという意味である」、とあり、「締めくくる」という意味も入れています。ちなみに、『校正実務講座テキスト』(上巻p152下段)では、「約もの」と「しるしもの」を明確に区別しています。「しるし物」を「約物」に含めている『新編校正技術』(上巻、6-2-III)と大きく違っています。

用語が指し示す事物に大体の一致があるのなら、数学をしているわけではないので、(語源や)定義の問題にこだわることは、あまり生産的でないように思います。誤解を生じやすい場合には、たとえば「約物には、しるし物を含めない」などというように明記しておけば、不都合は回避できると思います。コメントで話題に出しておきながら、こう言うのもなんですが、語源や定義を話題にしたのは迂闊だったかもしれません。

ちょっとしたことにしか見えなくても、簡単には済まされないケースが多いものです。
| haku | 2008/10/06 11:31 PM |










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